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2月のLOGOS.

2月のLOGOS

2月です。

1月後半から、ちょこっと個人的な事情によりお店を開けることができない状況でした。

まあ誰にでも起こり得ることが、たまたまこの時期に。

今年は雪が降る日が多く(量はともかく)寒いこと・自宅作業の優先順位が高く

お店になかなか行けない、行っても作業している(来店対応が後回しになる)ので

予約営業のみとさせていただきます。

 

週に1回、某所に「読み聞かせ」ボランティアに通っていることもあり、

そこでクラスターの発生源になると困るので、どうしても内向きになります。

もともと他人の存在をないがしろにしやすい性質もあり、人に向き合えない気持ち

になりがちです。ただ一人、古本に囲まれているだけでいいのです。

 

ある方に「道楽でやってるんでしょ? 何が不自由だ」と言われましたが、

私は決して道楽で古本屋をやっているつもりはありません。

最低限の経費くらいは稼ぎたい。いつの間に、私たちはこんなに「損得」を

優先させてしまう思考に飼いならされてしまったのでしょうか?

1円でも安いものを買うのが本当に「得」ですか?

赤字になったらそれは意味がないことなのですか?

廃線になった線路の駅跡を見るたびに思います。

公共をこんなに個人責任に押し付けなければ生き延びれない社会って何?

赤字だから、バスも満足に運転されない環境がそこまで来ています。

車を運転できない年寄りはどうすれば? 施設に入る、さもなくば?

 

私はただこの大学もない、民主主義も不十分、平均年収もそう高くないこの町で

古本屋として存在したいだけないのです。無理と言われることを承知の上で。

だから、どうしても外部催事や、ネット通販優先になってしまい店舗は後回しです。

ブックカフェになれなくて、ごめんなさい。

そういうのは得意な人がやってください。

人が集まる場所が欲しい人がやってください。

私は一人になることができる場所が欲しくて、あの場所を借りたのでした。

ただの言い訳かもしれません。(LOGOS)